安全靴が軽量化される重要性と選び方
安全靴は先の部分に芯を入れる事で足の保護性能を重視した靴となりますが、そうした構造故に重量が重くなるという欠点があります。重量が重くなるとそれだけで足への負荷が大きくなってしまうので、疲労等の問題が発生します。作業で長時間使用するというケースも多く、動き難さが増すという点もネックになります。そこでウォーキングシューズ等で軽さが重視されるように、安全靴においても用途に支障が出ない範囲で軽量化されている方が良いという事になります。
軽量タイプの安全靴の選び方としては、全体・芯の素材と用途とのバランスを図る事が適切と言えます。まず軽量な安全靴のタイプの1つとして、芯の部分を従来の鉄から樹脂に置き換えたものがあります。芯としての耐久性はやや劣るものの、重機等は使用しないので極端な重量物が当たる事は考えられない作業・溶接等の高い熱を使用する事の無い作業であれば、充分に用途に耐えます。素材の特性上、樹脂の方が柔軟性がある事から、動き易さも確保されます。
もう1つの軽量なタイプとしては、本体の側面部や上部を中心にメッシュ素材を使用したものがあります。全体の軽量化が図られる事が多いのでバランスが良くなり、長時間使用に拠る負荷軽減の効果が大きい点がメリットとなります。細かい穴があるので水分・油分を扱う作業には向かないケースがありますが、ファッション性の高いものも多く、一般のスニーカー等と見劣りしないものも存在します。
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