コンビニやスーパーなどに行きますと、そこで働いている方々は全員がユニフォームを着ています。一見、当たり前のように思いますが、もしユニフォームを着ていなかったならコンビニやスーパーの印象が違って見えるものです。同じように、どこかの会社を訪問したときにそこの会社の人が全員同じ事務服を着ている姿を見ることがありますが、これも一見なにげないような光景ですが、ここでもやはり働いている人が同じ事務服を着ていない場合、異なった印象を与えます。このように、ユニフォームまたは同じ事務服を着ている光景は見る側にある先入観を与えます。

例えば、ガソリンスタンドに入ったときに私服の人が近づいてくるときとガソリンスタンドのユニフォームを着ている人が近づいてくるのではこちら側の気持ちの持ちようが全く違います。もちろん安心感を与えるのですが、実はこれがとても重要です。一般の会社においても同様です。私服の人が説明するのと同じ事務服を着ている人、即ち制服ということですが、制服を着ている人が説明するのでは、やはり信用力が違います。

仮に、まだ新人の人であっても制服がその新人をベテランとまでは言わなくても中堅どころには見せる効果があります。このように見る側においてはユニフォームや制服は信頼感を増す効果がありますが、着る側にとってもメリットがあります。それは無意識のうちに連帯意識が高まったり、仕事中であるという認識を高めることになり集中力が増す効果があります。これらを総合的に考えますと経営者にとって重要な意味があることになります。